走る映画王の日記!(2005年映画&ワイン激闘編) -2ページ目

 今週の『神の雫』(週刊モーニング連載中)は・・・

 今週の『神の雫』はいよいよ迫った”十二使徒”探しの第一ラウンド”第一の使徒”探しの決戦前夜の雫とライバル・一青のそれぞれの一夜を描いてます。

 まず雫はひとり寂しく会社の事務所で"シャトー・タルボ" の97年を飲みながら、遠き日の父との"想い出"を思い出す。
 雫が小学生の時、運動会に父が行けなくなりその代わりに軍神"シャトー・タルボ" で前祝いしてくれたことを思い出す雫であった。

  一方、一青は妹・セーラの来訪を受けてこれまた同じ"シャトー・タルボ" の90年でこれまた前祝いをすることに・・・

 さあいよいよ決戦第一ラウンドは来週に・・・勝利するのは雫なのか?一青なのか?


≪名前ほどは堅苦しいワインではない"シャトー・タルボ" のエチケットはこんな感じ≫

[2002] シャトー・タルボ  750ml (サンジュリアン第4級)赤【コク辛口】


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今週の『神の雫』は・・・

 今週も先週からの続き・・・

 カオリ夫婦との豪勢なランチを済ませ、会社に帰った雫とみやび。
 そんな二人を待っていたのは、太陽ビールのモデル・セイラだった。
 セイラは雫にあるワインの相談があると言って、雫を外に連れ出す・・・そして、とあるカフェで雫とセイラは他愛のない会話をするのだが、セイラの本当の目的は兄・遠峯の為に”第一の使徒”の正体を暴くことだったのだ。
 しかし、セイラの素性を知らない雫は”第一の使徒”を既に確信したが、まだそのワインを口にしていないと語る。 ”第一の使徒”の正体は対決の場まで明かされない・・・
 そして、セイラは兄・遠峯にその事実を伝えるのだが、それを聞いて逆ギレする遠峯。

 さあ佳境に入った”第一の使徒”探し、勝負の行方はいかに・・・?

≪雫とセイラがカフェで飲んでいたのが、この白ワインでした『パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー マルゴー』 。そのエレガントさは花嫁のドレスのベールの様な軽やかさ・・・≫

[2003] パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー  750ml (AOCボルドー)白【コク辛口】

[2003] パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー  

今週の『神の雫』は・・・

 記憶を取り戻したカオリが向かった先はとある病院だった。

 全てを思い出したカオリは相手(元恋人)は植物状態で8年以上、意識の戻らない状態だった。
 相手の名前は古森拓郎。なんと妻帯者だった・・・カオリと拓郎は不倫関係にあったのだ。
 8年前のある日、拓郎からプロポーズを受けたカオリは”第一の使徒”であろう運命のワインを飲んだのであった。
 そのプロポーズの直前に事故に遭い、二人は離れ離れになったのだ。

 そして、病室で最期にその運命のワインを飲むことに。ひと口を口に含み、意識のない拓郎に口移しに飲ませるカオリ。
 心の中で元恋人と永遠の別れを想いながら・・・

 妻が病室に戻ると意識の戻らない拓郎の手が微かに動き、涙が流れていた。(あ~ぁ、感動の瞬間!)

 結局、今週も”第一の使徒”の正体は明かされずじまい、でも感動的な今週のお話でした。

又々、来週に続く。


≪”第一の使徒”の正体は・・・①≫


≪”第一の使徒”第一本命はやはりこちらですか・・・②≫


≪秋はマルゴーワインを飲みたい方はこちらから・・・≫

『機動戦士ガンダム2 恋人たち』期待を込めて行ってきました・・・

 前作『星を継ぐ者』のラスト、シャアとアムロの再会に鳥肌ものだったのでそれなりに期待して行ってきました。

NO.42『機動戦士Zガンダム2  恋人たち』 (2005年 日本)

<監督>富野 由悠喜<声の出演>池田秀一、古谷徹、飛田展男 他

 期待のパート2のタイトルは『恋人たち』。 若い恋人たちの出会いの別れにあなたは・・・

 ストーリーは前作のジャブロー降下作戦以降の地球上からスタート。
 クワトロ(シャア)が指揮する”エゥーゴ”はジャブロー降下作戦を結果的に失敗に終わらせる。 再び宇宙への帰還を目指して南米から北米、アジアを移動し、機会を伺う。そして、クワトロとカミーユをサポートしていくアムロ。
 ニューホンコンでカミーユは運命の女・フォウと出会う。それは戦争の中の儚い恋の始まりだった・・・

 う~ん、前作のあまりの展開の速さに戸惑ってしまった僕だったのだけど、今作も相変わらず話のテンポが速いよ。
 確かに新訳と謳っているだけにストーリーの主軸であるエウーゴVSティターンズの戦いの間にカミーユ、アムロ、クワトロ、ジェリド他何組もの恋人達の恋模様が描かれていく。
 あえて1時間30分という時間の中に、断片的にいくつもの恋模様が組み込まれていくのを観ていると”人の人生なんて一瞬さ、出会いを大事にしろよ”と言われている様な気もする。
 現代の世でも仕事(学業?)の忙しさや平凡な毎日に忙殺されている人間が多い中では”出会い”ってものは本当に大切だと、小生も40年近くも生きていると節に思う。
 でも素敵な恋をしている時は会っている時間は例え短くても、それは心に深く残るんだよね。
 個人的にはカミーユとフォウ、ジェリドとマウアの恋模様にはもっと時間を割いて欲しかったな・・・

 そんな訳でいよいよZも次がラストのパート3。
 サブタイトルは『星の鼓動は愛』、公開は来年の3月4日です。
予告編観た限りでは、TV版とは違うラストが用意されている様子。
さあぁてどんなラストになるのか今から楽しみです。

<評価>☆☆☆

 観賞ポイント。 事前にパンフ購入して、キャラとストーリーの進行を頭に叩き込んでおく事をお勧めします。

 20年前に観たことなんて本当に綺麗さっぱり忘れてしまってますから。

 ”やっぱり、年齢は取りたくないですね・・・”

≪昨日は久しぶりに”パヴィヨン・ルージュ・Ch・マルゴー”飲ませてもらいました。秋はマルゴーワインが飲みたい貴女はどうぞこちらから≫  

今週の『神の雫』はいよいよ”第一”の使徒が登場・・・か?

 今週は”第一の使徒”探しもいよいよ佳境に。

 ライバル・遠峯はやはり禅寺での水のティスティングのみで確信に迫ろうとしていた。

  一方、雫たちは記憶を失った妻・カオリの記憶を取り戻す為に水澤夫妻とともに最期のティスティングを行おうとしていた。
 ワインがカオリのグラスに注がれた・・・まず香りを・・・そして口にワインを含み、口中に香気と味わいが満ち溢れてくる。
 そして、カオリの頭の中で何かが煌き・・・確かに記憶の糸が今、繋がろうとしていた。

 だがカオリはそれを周りに察され無いように振舞っている様だった。気丈に自分の名前を”香織”と書き、自分は”水澤 香織”としてこれからも生きていくのだと語るカオリであった。

 しかし、数日後・・・とある病院の一室の前で雫たちとカオリはあのワインを携えて、ある人物に会おうとしていた。

 以下、次週に続く。いよいよ”第一の使徒”が明かされる・・・

≪ズバリ大胆予想!”第一の使徒”はこれだ・・・ではないかいな?≫

≪昨日は久しぶりに『パヴィヨン・ルージュ・シャトー・マルゴー』飲みました!やっぱり秋はマルゴーワイン特集はこちらから≫

今週の『神の雫』(週刊モーニング連載中)は・・・

 今週の『神の雫』は・・・

 先週のロベールからの”ヴィンテージ”とはなんとや・・・という答えを教えられて第一の使徒にやっとだどりついた雫。
 しかし、それは記憶を失ったカオリの昔の記憶を呼び戻す重要なカギを発見したことでもあった。
 何とかカオリに第一の使徒のワインを飲んでもらい、記憶を取り戻して欲しいと願う雫。

 それにはまずカオリの夫である水澤医師を説得しなければならなかった・・・ワイン好きの水澤医師にも実はワインに関して苦い思い出があった。

 それは水澤医師にはカオリと結婚する前に結婚していた経験があったという事実だった。
 前妻との新婚旅行先だったフランスで自動車事故により、前妻を失っていたのだ。
 しかも水澤医師と前妻にも思い出のワインがあった、ポイヤック村のグラン・ヴァン『シャトー・ランシュ・バージュ』 だった。

 『ランシュ・バージュ』 を水澤医師に飲ませることにより、その心を溶かしていく雫であった・・・

 いよいよ来週、第一の使徒の正体が明かされる・・・次週につづく!

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 映画『この胸いっぱいの愛を』は本当に胸いっぱいに熱くなれたかな・・・

 あの映画『黄泉がえり』の原作も執筆され、僕の郷土・熊本が誇るSF作家・梶尾真治氏の『クロノスジョウンターの伝説』の中の短編を原作を元に作られた愛情一杯の作品が又、出来ました。

NO.41『この胸いっぱいの愛を』 (2005年 日本)

<監督>塩田明彦<原作>梶尾真治<出演>伊藤英明、ミムラ他

 地元・熊本が舞台になっていたこともあって個人的に嵌り込んでしまった一作『黄泉がえり』の梶尾+塩田コンビで又、愛の一作が再現となるか?

 話は2006年。
 伊藤英明扮する百貨店の社員・鈴谷比呂志が幼い頃に過ごした九州・福岡の門司に旅する為に飛行機に乗るところから始まります。
 飛行機には比呂志の他、門司に様々な想いを抱いた人々が同乗していた。
 そして到着した門司は昔と変わらない風景を保っていた。ところがその門司で出会った少年はなんと幼い頃の自分だった、ビックリ!・・・で少年ヒロがあこがれていた和美姉ちゃんとの心の交流が軸として描かれるのですが。

 といった訳で梶尾氏のファンタジーワールドが展開していくのですが、今回はCMや雑誌等で紹介されている通りに判り易く言えば、前回の『黄泉がえり』が過去からの来訪者とすると、今回は未来からの来訪者と。

 いわゆるタイムスリップものなのですが、僕的にはタイムスリップもののお約束事(ルール)が守られていないところがちょっと気になりました。

 例えば一番大事な過去の歴史や人物には干渉してはいけないとか。同じ時間軸に同一の人物が存在しないとか細かいこと言ったらキリがないのですが。ちょっとそこら辺が気になりましたかね。

  で最近の映画のタイトルのお約束通りに映画のラストでタイトル『この胸いっぱいの愛を』の意味が判るのですが、さて・・・
 『黄泉がえり』を共感出来た方にはまずはおすすめしたい一作です。まずは映画館へ急げ!

<評価>☆☆☆  ちゃんと観ていないと話がこんがらがりそうになるけど、目をまッ更にして観て下さい!


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 今週の『神の雫』(週刊モーニング連載中)は・・・

 今週は先週の続き・・・

 ワイン探しに迷った雫がロベールの元に向かったところから始まる。
 ロベールは2本のワインを取り出して、雫に”ワインの神秘”を教えようと言いのける。
 早速、2本のワインのティスティングに挑む!どこかの生産者のシャンボールミュジニー近辺のワインらしいのだが。>br/>
 まずは1本目・・・幻想的な森の中の泉をイメージは出来るのだが、あまりに完璧(キレイ)過ぎて近寄りがたい雰囲気を感じさせる。
 そして2本目・・・同じ様な森の中の泉をイメージさせるが、鳥になって水辺に手を差し伸べれば飲める(味わえる)優しさを感じさせてくれる。

 大きく味わいの違う2本だったが、答えは・・・グロフィエ の 『ボンヌ・マール』 のヴィンテージ違いでした。

 1本目はブルゴーニュのグレートヴィンテージ1999年 、2本目は並みのヴィンテージ2001年 でした。

 ロベールいわく”グレート・ヴィンテージ”のワインは本当に素晴しいワインだが、それに該当しないヴィンテージのワインも充分に評価しうる良質なワインであるということを・・・
 そんな訳で雫は1本目の使徒に一歩近づいて、話は来週につづく・・・

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 映画『シンデレラマン』はお父さんの鏡だ・・・

 こんばんわ!
 はやくも来年のオスカーの呼び声高い『シンデレラマン』観てきました。家族愛を謳い、評判の1本ですがいかに・・・

No.40『シンデレラマン』 (2005年アメリカ)
<監督>ロン・ハワード
<出演>ラッセル・クロウ、レニー・セルヴィガー、ポール・ジアマッティ他

 最近、男が40も近くなると家族ものというか子役に泣かされることが多い今日この頃なのですが、『シンデレラマン』は?

 時は世界恐慌直前の1927年のニューヨーク。 ボクシング ヘビー級チャンピオンを目指すラッセル・クロウ扮する有望なボクサージム・ブラドックは愛する妻と子供たちに囲まれて、その人生は順風満帆に見えたが・・・
 そして2年後、アメリカ社会は世界恐慌により経済は破綻し、庶民の生活は汲々としていた。
 あの有望だったジムのボクシング人生もチャンピオン挑戦戦に敗北したことと怪我によりプロボクサーのライセンスも剥奪され、そのボクサー人生とジム一家の家計も風前の灯火を迎えていた。
 しかし、そこに突然転がり込むチャンスとは・・・

 とここまで書かせてもらえばこの後に続くサクセス・ストーリーに皆さんもワクワクしてしまうところでしょうが、本当にその期待を裏切らない一作に仕上がっています。
 今年のオスカー作品賞を受賞した『ミリオンダラー・ベイビー』とはプロボクシングという世界では共通していますが、その質は全く違います。
 僕の個人的好みでは冒頭で述べている通りにこちらの方が好みなのですが、こうやって事実を元にしたストーリーを観てしまうと、やはり一人の人間の人生ってものは生まれ持った才能以上にどうしようもない運命(さだめ)の様なものがあるとしか思えません。 何かにすがりながらそのチャンスを見逃さずに登っていく人間のみが成功という栄誉を与えられているのではないでしょうか?
 とはいえ競演のレニー・セルヴィガーの好演というか、あの『ブリジット・ジョーンズ』や『コールド・マウンテン』とは全く違うキャラを演じているのを観ているとこの人の芸域の広さを感じずには居られません。(主演女優賞?助演かなは間違いなしかな・・・)

 そんな訳で最近、子供との会話とか交流が足りていないのかなと感じているお父さんに是非、観てもらいたい1本です。

 それでは、又!

<評価>☆☆☆☆

 ことしのオスカー受賞したなかでは一番大好きな『サイド・ウェイ』にも主演していたポール・ジアマッテイもジムの親友兼マネージャー役で好演しています。

 それとラッセル・クロウはなんと撮影途中に右肩を脱臼する怪我を負ったが、脅威の回復力でなんと6週間で撮影に復帰したとか。
 その迫力のファイトシーンをとくと堪能あれ!

≪やはり秋だから飲みたいマルゴーワイン特集はこちらから≫

 先週と今週の『神の雫』は・・・

 先週はおさぼりしてブログアップしていませんでしたが、まとめて投稿させてもらいます。

 先々週のカオリの記憶の糸口をやっと発見した雫たち。

 美島社長の提案で、美島社長のレストランでなんと『シャンボール・ミュジニー』フェアをやることに・・・

 条件は雫がレストランでサービスすることが条件で。
 そんな中に初老の老人がレストランに訪れる。
彼は約20年前に妻と生き別れとなり、思い出のワイン『シャンボール・ミュジニー』を飲みにきたという。

 で彼が頼んだ物は何・・・?と疑問を残したままティスティングに。
  雫がティスティングした感想は・・・ワインの味自体はカオリが描いていたイメージとは似ていたものの若干のニュアンスが雫には違う様に感じられた・・・

 袋小路に再び迷いこんだ雫。
 そんな彼が向かったのは、あのロベールの元だった。

でロベールは雫に新たなワインを与えようとしているものは・・・

 以下、来週に続く。


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