映画『この胸いっぱいの愛を』は本当に胸いっぱいに熱くなれたかな・・・ | 走る映画王の日記!(2005年映画&ワイン激闘編)

 映画『この胸いっぱいの愛を』は本当に胸いっぱいに熱くなれたかな・・・

 あの映画『黄泉がえり』の原作も執筆され、僕の郷土・熊本が誇るSF作家・梶尾真治氏の『クロノスジョウンターの伝説』の中の短編を原作を元に作られた愛情一杯の作品が又、出来ました。

NO.41『この胸いっぱいの愛を』 (2005年 日本)

<監督>塩田明彦<原作>梶尾真治<出演>伊藤英明、ミムラ他

 地元・熊本が舞台になっていたこともあって個人的に嵌り込んでしまった一作『黄泉がえり』の梶尾+塩田コンビで又、愛の一作が再現となるか?

 話は2006年。
 伊藤英明扮する百貨店の社員・鈴谷比呂志が幼い頃に過ごした九州・福岡の門司に旅する為に飛行機に乗るところから始まります。
 飛行機には比呂志の他、門司に様々な想いを抱いた人々が同乗していた。
 そして到着した門司は昔と変わらない風景を保っていた。ところがその門司で出会った少年はなんと幼い頃の自分だった、ビックリ!・・・で少年ヒロがあこがれていた和美姉ちゃんとの心の交流が軸として描かれるのですが。

 といった訳で梶尾氏のファンタジーワールドが展開していくのですが、今回はCMや雑誌等で紹介されている通りに判り易く言えば、前回の『黄泉がえり』が過去からの来訪者とすると、今回は未来からの来訪者と。

 いわゆるタイムスリップものなのですが、僕的にはタイムスリップもののお約束事(ルール)が守られていないところがちょっと気になりました。

 例えば一番大事な過去の歴史や人物には干渉してはいけないとか。同じ時間軸に同一の人物が存在しないとか細かいこと言ったらキリがないのですが。ちょっとそこら辺が気になりましたかね。

  で最近の映画のタイトルのお約束通りに映画のラストでタイトル『この胸いっぱいの愛を』の意味が判るのですが、さて・・・
 『黄泉がえり』を共感出来た方にはまずはおすすめしたい一作です。まずは映画館へ急げ!

<評価>☆☆☆  ちゃんと観ていないと話がこんがらがりそうになるけど、目をまッ更にして観て下さい!


≪最近の僕の購入品リストで~す!≫