走る映画王の日記!(2005年映画&ワイン激闘編) -6ページ目

 今週の『神の雫』(週刊モーニング連載中)は・・・

 今週も雫はチョー介との社内でのヴァリューフォーマネー対決へ向けてワイン選びに念入りな様子。
 しかし、中々絞り込めていないのが現状。

 先日の遠峯との対決で出会った『シャトー・ド・サン・コム』 はあるものの、勝負の決め手となるワインをボルドーのセカンドワインに絞込んで探すのだが・・・
 事業部長の配慮で週明けまで期限の延長で助けられるのだが。

 挙句は某有名IT仮想商店街の検索ソフトを利用する始末・・・さあ雫はこの勝負に勝てるのか?



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ジゴンダス[2002] シャトー・ド・サン・コム  

映画『クローサー』は大人の恋の・・・

 九州は昨日、やっと梅雨入り。
ここしばらくはジメジメ気分との闘いですね!
 それと先月末、まとめて観ていた映画ブログを久しぶりアップさせてもらいます。

NO.23『クローサー』 (2004年英)
 <監督>マイク・ニコルズ
 <原作・脚本>パトリック・マーバー

 <出演>
 ジュード・ロウ(ダン 新聞記者で作家志望)
 ジュリア・ロバーツ(アンナ それなりに成功を収めたフォトグラファー)
 ナタリー・ポートマン(アリス ダンの恋人同棲してます)
 クライブ・オーウェン(ラリー 医者、アンナと結婚)

 舞台はロンドン。
 映画は主人公ダンが仕事に埋没した毎日の中で偶然アリスの事故に遭遇するところから始まる。
 ケガしたアリスを病院に付き添ったことをきっかけに二人は同棲することとなる。

 それから数年後、新聞記者だったダンは本来は小説家志望だったが、中々芽が出ないままだったのだが、アリスをモデルとした私小説が認められ一躍時代の寵児に。
 そこで出会ったのがダンのスティール写真を撮る為にやってきたフォトグラファーのアンナ。
 最初の出会いから魅かれあう二人だがアリスが実在のダンの恋人と知ったアンナは踏み込んでいけない。
 しかし・・・


 う~ん、結構見応えありました。
 舞台の原作パトリック・マーバー氏が脚本を書いているだけあって忠実に舞台を再現しているよね。気付いたら本当に主要人物の4人のセリフ廻しだけで構成されてるしね。
 ただストーリーは時間軸が少しづつ飛んで進むので若干のイマジネーションが必要だけど。

 基本的には4人の気持ちが交錯する恋愛模様なんだけど、その底辺にあるのは互いのパートナーには正直な気持ちでいたいということ。
 しかし、その素直さが逆に互いのパートナーを傷つけてしまうのだけど。そこが相手に対する切ない思いや怒りを生み出していくんだよね。

 それと恋愛は常に追いつ、追われるもの。しかし深追いし過ぎるとその恋は逃げていってしまう。

 観終わったあとにやっぱり恋は難しいと思った・・・でも誰かに恋していたい!

<評価>☆☆☆☆



ちょっとだけ余談

 ストーリーはダンを中心に進行していきます。
 僕的にはアリスは彼にとっての絶対に”あげまん”の女性だったのかなぁと思うのだけれども。しかし、結末は・・・
 ”鶴の恩返し”をイメージしてしまったのは僕だけかな・・・?恋のパートナーのことは全部知らない方が幸せなこともあるよ。

 最後にアリスがダンに隠していた秘密が解るよ。ちゃんと見逃さないでね。


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 今週の『神の雫』(週刊モーニング連載中)は・・・

 今週も遅ればせながら、今週の『神の雫』は・・・

 綿貫のレストランでの遠峯との料理とワインのマリアージュ対決にまずは勝利した雫とみやび。
その後に綿貫の店で遅くまで祝宴となり、飲みすぎた様子の二人。

 雫は事業部内でのチョー介との仏VS伊のバリュー・フォー・マネー対決に向けて更なるティスティングに励んでいた。
 たまたま目に付いた新しいワインバーの開店のチラシを見つけ、早速、足を運んでみることに。

 入店するなり、老婦人が店員に激昂する場面に出くわす。
 老婦人いわく自分が頼んだワインは『シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン』 なのだが、このワインは違うものだと言い張っているのだ。
 雫が早速、ティステイングするとやはり違う様子。
 店長が確認するとやはり、セカンドの『ラ・シャペル・ド・ラ・ミッション・オー・ブリオン』 と間違えていたのでした。
 平謝りする店長。お詫びに『Ch.ラ・ミッション・オー・ブリオン』を改めて無償で提供してもらうことになる。

<こちらがCh.ラ・ミッション・オー・ブリオンです>
[1997] シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン(グラーヴ特級)赤【コク辛口】

<本当にそっくりラ・シャペル・・・>
ラ・シャペル・ド・ラ・ミッション・オー・ブリオン[2000] ぺサック・レオニャン


 当然、雫も一緒にご賞味に預かることになるのだが・・・
 なんと老婦人は雫の父のワインスクールの門下生だった様で又、新たな人脈を築くことになる。

 そして謎の老婦人が正体を明かさないまま雫に渡すのが、これまた目が飛び出そうな『シャトー・ル・パン』82年でした。

 それでは、又、来週!!

 今週の『神の雫』(週刊モーニング連載中)は『戦いの扉は静かに開けられた・・・』

 こんばんわ!
 今週はいよいよレストランオーナー綿貫と遠峯一青との対決を・・・。

 ソムリエールとして娘・鈴香の加勢も得て、勝負に挑む綿貫。

 まずはオードブルの生牡蠣には作戦通りにルイ・ジャドのAC『シャブリ』 をグラスワインで提供。

 ここは遠峯が飲み干し、第一関門クリア!

 そして、お魚料理のウニのムースには母の形見のローヌの『シャトー・ド・サンコム』 を合わせ、更にムースの隠し味にシナモンを入れていたことが功を奏し。
 遠峯はこれまたグラスを空けさせます。

 そしてメインの仔牛のマディラソース、フォアグラ添えにも再び絶妙のタイミングで『シャトー・ド・サンコム』 を合わせてフィニッシュ!

 遠峯いわく甘味を抑えたマディラソースが『シャトー・ド・サンコム』の持つフルーツの香り(カシス、プラム、ブラック・チェリー、オレンジの皮)とスイカズラを思わせるアロマが絶妙のマリアージュを生み出したと。


 前回の料理とワインのマリアージュを酷評したことを詫び、今回の絶妙なマリアージュをすぐさま評価記事を書くことを約束する遠峯。

 ワインセレクトしたのが雫とは知らずにその場を立ち去る遠峯であった。
 次回に続く・・・




*生牡蠣に相性が良いのは村名のシャブリACです。
☆☆ルイ・ジャド☆☆ “シャブリ”[2001]~3本ご購入で送料無料!!~


*今、コストパフォーマンスの高いワインとして巷で評判、品切れ続出のローヌの『シャトー・ド・サンコム』です。
サンコム・コート・デュ・ローヌレ・ドゥ・アルビオン[2003](赤ワイン)

 今週の『神の雫』(週刊モーニング連載中)は・・・

  こんにちわ。
 今週の牡蠣とシャブリのお話からスタートです。
 
 レストランオーナーの綿貫の娘・鈴香がシャブリと牡蠣がなぜ相性が良いのかが語られます。
 実はシャブリの土地の土壌は石灰質の土壌でカルシウムをふくんでいる土壌なんですね。
そのカルシウムの素はどこから・・・?
 その謎は今から数千年前の太古。今でこそフランスの内陸部に位置しており、海に面していないはずのシャブリの土地は実は海の中だったんです。
 当然、その当時は牡蠣等の貝類の宝庫だったはず・・・つまり永い歴史の中での地殻変動により海の中から今の内陸部に位置する様になったんです。
 その名残で貝類の死骸(化石)が大量に堆積して、カルシウム分を多く含んだ石灰質土壌が出来上がったのです。
 それゆえにシャブリのフレッシュなワインは生牡蠣との相性が良いのです。

 ただプルミエ・クリュ、グラン・クリュの樽熟、瓶熟を得たものは本来のシャブリの地のシャルドネが持つフレッシュさを良い意味でまろやかさという別のワインに変えてしまっている為、生牡蠣には合わせにくくなっていくのです。
 
 で話はその鈴香の話へ・・・
 彼女はソムリエだった母が亡き後、父・綿貫と確執状態にあったのですが母の想いは失われていなかったのです。
 実は彼女は父のレストランと違うお店でソムリエール見習いとして働いていたのです。
 その事実を発見した雅は彼女は父・綿貫の遠峯とリターンマッチに協力するべきだと説得します。

 数日後、綿貫のレストランに遠峯がやってくる。そして、フロアでサービスするのは鈴香であった。 以下、来週につづく!



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久しぶりの映画は『コンスタンチン』でした・・・

 こんにちわ、久しぶりの映画は今、話題の『コンスタンチン』を観にいってきました。
No.22『コンスタンチン』 (2005年 米)
<監督>フランシス・ローレンス
<出演>キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ他

 時は現代、悪魔が取憑いた娘の悪魔払いの場所に主人公:ジョン・コンスタンチンがやってくることから始まる。

 そのキアヌ扮する主人公コンスタチンのいでたちは黒のショート・コートにくわえタバコと明らかに正統派ヒーローとは違ったいでたちで登場する。
 そうコンスタンチンは幼少からの霊たちが見えるという特殊能力を持った為に苦しみ、14歳の時に自殺を図り2分間だけ地獄を経験したばかりに死んだ後も天国にはいけない。
 それ故に神から天国に行く免罪符を得る為に常に悪魔と対決する日々。
 おまけに顔色は常に悪く、医師からも肺がんで余命1年と宣告され絶望しながらもタバコを吸い続け、酒を煽る生活を送っている。
 そんなコンスタンチンがレイチェル・ワイズ扮する女刑事アンジェラと出会い、その双子の妹の自殺の原因を探る中で悪魔の不穏な動きを知ることとなる・・・

 といったストーリーなのですが、その主人公コンスタンチンのダーティ・ヒーローぶりが秀逸。
 カトリックの自殺したものは決して天国に召されないという宗教的ルールをベースに自分が自殺を一度起こしたしたという贖罪故に苦しみ。
 世の為に悪魔を地獄に帰す仕事をしながらも報いてくれない神に絶望し、反感さえ持っている。
 キリスト教カトリック住民が多いであろうアメリカ国内では僕たち以上にダーティなキャラクター振りを振りまいているだろうし、その彼の儚い(半ばすさんだ)生活ぶりには思わず共感さえしてしまう。

 でも個人的に思うけれど世の中でも似たように報われない毎日に絶望しつくし、惰性の毎日を送るサラリーマンは多い(笑)
 まんざら今の世の中の日常とはかけ離れた話ではないのではと思うのは僕だけではないのでは・・・

 話はマトリックスのネオの様にまだ完全に自分の能力を発揮出来ていないような主人公コンスタンチンに次作での成長を思わず期待してしまう。
 話の筋もそういうPART2を大いに期待出来る終わり方になっているし、多分、今の興行の調子だとPART2の製作はほぼ決定なのかもね。

<評価>☆☆☆☆

余談
1.コンスタンチンの取巻きのキャラも個性は揃い。
 悪魔祓いが出来ない神父ヘネシー、自称コンスタチンの助手を気取るタクシー運転手チャズ、歴史学者で武器調達役でもあるビーマン、地上に住み着くハーフ・ブリードの天使?ガブリエル、謎のクラブ経営者で影の協力者となるミッドナイトと個性派揃い。
 でも一番の洒落はコンスタンチンと同じように霊能力を持つが故に酒に溺れている神父の名前があの銘酒”ヘネシー”に引っ掛けているのはアメコミらしいと思ったのは僕だけか?
 その彼の死に方も必見!

2.エンドロールも最後まで見逃すな!
 実はエンドロールの後に大いにPART2の製作を期待させる様な重要なカットが挿入されてま~す。


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 今週の『神の雫』は・・・

 こんばんわ!

 今週の『神の雫』は2週間ぶり・・・
 相変わらず生ガキに合うワイン探しが続いています。

 酒屋に出かけてたくさんのシャブリを買い出しして、仕切り直す雫たち。
 たくさんのシャブリを並べてのティステイングは続く、しかし、生牡蠣の生臭さを消し去れるワインが見つかりません。
 
 まず最初にドメーヌ・フランソワ・エ・ジャン・マリー・ラヴノー のプルミエ・クリュを合わせるのですが、やはり生臭さが消せません。
ドメーヌ・フランソワ・エ・ジャン・マリー・ラヴノー シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・...
 そんな時に幼い日の自分と父とのレストランで牡蠣を食べた場面を思い出す雫。
 その日の食材は牡蠣。著名なワイン評論家だった雫の父の為にレストランが用意していたのは上級なシャブリでした。
 それを聞いて生で食べることを辞めて、牡蠣のグラタンで食べることを選択した父の言葉を思い出します。

 それがヒントとなり、何かが閃いた雫。
 おもむろに手に取ったのは村名AOCのスタンダードなシャブリ。
牡蠣と一緒にワインを口に含み、マリアージュを確かめる一同・・・

 一瞬の沈黙のあと、一同はその相性の良さを認識します。
”生臭さ”が消えているということを・・・

 プルミエ・クリュクラスの上質なシャブリが持つミネラル感とスモーキーな樽香が生牡蠣の臭みを強調させていたのでした。
 生牡蠣や魚介類の生臭さを消し去るには村名AOCクラスのお手頃価格のシャブリの持つ、フレッシュな酸味が旨く消し去ってくれるのです。

 雫が合わせたのはブルゴーニュ有数のネゴシアンであり、ドメーヌでもあるルイ・ジャド の村名AOCシャブリでした。
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 その答えを次週は綿貫の娘・鈴香が再度、詳しく解説してくれそうです。

『2046』もほろ苦い大人のセンチメンタリズムがいっぱい!!

 連休中から毎夜、ちびりちびりとDVDで見続けていた『花様年華』⇒『2046』のウォン・カーウァイ作品。
 やはり僕はカーウァイ・ワールドに嵌ってしまいした・・・

 >『2046』 (2004年 香港)
 <監督>ウォン・カーウァイ
 <出演>トニー・レオン、チャン・ツイィ、フェイ・ウォン、コン・リー、カリーナ・ラウ他

 賛否両論なこの作品。
 う~ん、ここ一週間カーウェイ・ワールドに嵌りこんだ僕には満足の一作でした。

 時は1967年香港。
 シンガポールに赴任していたチャウは勤めていた新聞社を辞めて、香港に、舞い戻る。
 そんなある日に昔の知り合いのクラブの踊り子ルルと出会い、あるホテルで運命のルーム・ナンバー”2046室”を思い出すことに・・・
 それをきっかけにチャウはそのホテルに住み着くことになるのだが。
 そこで出会う女性たちとのラブ&アフェアでチャウは更なる人間的成長(悟りの時)を迎える・・・

 そんな他愛もないストーリー展開に僕も公開当初に観た時には少々、面食らったところもあったのですが。
 でも作品の世界感は『花様年華』から引き続かれるロマンチシズムとナイーヴな男の内面を描いた内容に僕はどっぷりと浸かることになりました。
 又も映画の雰囲気づくりに効果大の梅林茂氏の音楽!聞いただけで思わず涙ぐんでしまうのは僕だけ・・・?

 男の昔の恋する人に対して、今も残る想いを胸に秘めての女性遍歴に僕も同感出来るところも。
 どんな新しい女性と出会い、逢瀬を重ねても満たされることはない心に苦悩する主人公チャウ。

 同じ男として妙に共感出来るんだよねぇ。
 昔の恋人を忘れる為に新しい恋人を探すのだけれども絶えず昔の恋人と今の恋人を比較する自分がいるし、その葛藤と戦う自分の存在に気付く。
 男の単なるナルシズムと思いこみと言われるかもしれないけれども、それが現実なんだよなぁ・・・

 でも主人公チャウは映画終盤にちょっとづつ悟っていくんだよね・・・人生の中には思い通りにいかないものがあるってことを(こと恋愛についてはね)。

 多分、女性よりも男性が観て共感出来る部分が大きい作品なんだと思います。
 
 ”若者よ!思い出を振り返るな!新しい恋の出会いを恐れるな、その先には素晴しい未来が待っているから・・・”

<評価>☆☆☆☆

* 『in the Mood for Love 花様年華』 >から続けて観てもらうと共感度が全然違います。
 是非、こちらも一見を!

DVDで『花様年華』を観賞・・・大人の恋の味はやっぱりほろ苦い。

 楽しみにしていた『ウォン・カーウァイ スペシャル・コレクション』 のDVD-BOXが先週到着しました。
 監督の『花様年華』と『2046』のカップリングされたスペシャルBOXです。
 『花様年華』でカーウァイワールドに嵌った僕。
 この連休中に夜中のDVD観賞で再度、楽しませてもらいました。

 まずは『in the Mood for Love 花様年華』
 (2000年 香港)
 <監督>ウォン・カーウァイ
 <出演>トニー・レオン、マギー・チャン他

 時は1962年の香港。
 トニー扮するチャウがある間借りに引越してくることから始まる。
隣の間借りの住人はマギー・チャン扮するスー・リン・チェンことチャン婦人で二人は運命の出会いをする。
 最初はあいさつ程度の間柄だったが互いの伴侶の浮気を相談するうちに二人は・・・

 といった昼メロまがいの筋立てなのですが、そこを梅林茂さんの『夢二のテーマ』を多用することにより、カーウァイワールドを見事に作り上げている。
 ロマンチックという言葉がぴったりと当てはまる映像美、ちょうど同年代のモノクロの日本の映画をそのまま色を付けた様な独特の色合いと時折、差し込まれるスローモーションがよりドラマチックに観るものを魅了してくれる。

 老若男女問わず、恋をしたことがある人は全て共感させられる様な物語に涙する人は多いはず。
 特に男性側の視点で描かれていることもあり、特に男性の涙腺を刺激する様な気がする。
 ちょっとだけ昔の彼女を思い出させてくれる不思議なカーウァイワールドに僕は又、嵌り込んでしまった・・・

≪評価≫☆☆☆☆☆☆
 *ベタ誉めです。

 でその続編となるのが『2046』 なのですが、それは又、次回に・・・


今週の『神の雫』 (週刊モーニング連載中)は・・・

 今週も綿貫のレストランで料理とワインのマリアージュを試し続ける雫たち。


 先週、登場したローヌ・ジゴンダスの『シャトー・ド・サン・コム』 は抜栓後に見事な変化を遂げる。

それはシラー独特の力強さにスパイシーさを合わせ持つ見事なパワーを秘めたワインであった。

 当然それは綿貫のメインの料理「仔牛のリード・ボーとフォアグラのソテー マディラソース」とは相性抜群で料理もワインも際立たせるものであった。

 このワインはメインの前の『ウニのムース』にも合わせられる幅の広さも持つ応用範囲の広いワインであった。


 さあ後は生ガキに合わせる白ワインを探すだけだ・・・


 *生ガキにシャブリと決まり文句の様に言われるけれども以外とシャルドネって魚の生臭さを感じさせてしまうし、決してベストマッチは僕も思えないんだよね。


 今日登場してたシャブリの生産者はベルジェの『シャブリ・プルミエ・クリュ ヴァイヨン』です。

ヴェルジェ VERGET シャブリ プルミエ・クリュ”ヴァイヨン” 2002年Chablis 1er ”Vaillons...


 ベルギー出身の醸造家ジャン・マリー・ギュファンスがシャルドネの理想を追い求め、1990年にVERGET(ヴェルジェ)という名のワインを造りはじめたのがルーツ。

 今日では「彗星の如く現れた白ワインの天才」などと評され、偉大な白ワインの造り手として名声を得ています。
 彼自身はあくまでネゴシアンに徹し、畑を選び、栽培方法に同意する栽培農家と契約で葡萄の供給を賄っています。