映画『バタフライ・エフェクト』は本当に拾いもんでした・・・ | 走る映画王の日記!(2005年映画&ワイン激闘編)

映画『バタフライ・エフェクト』は本当に拾いもんでした・・・

 いやあ実はこの映画観るつもりなかったんだけど、『ミリオン・ダラー・ベイビー』観たあとに時間あったんで観ました。
 ニュー・ライン・シネマさんの配給だったんでちょこっとB級っぽさも漂わせながら・・・でも意外な出来で拾いもんでした。


NO.25『バタフライ・エフェクト』 ((2004年 米)
 <監督・脚本>エリック・プレス、J・マッキー・グラバー
 <出演>
 アシュトン・カッチャー(主人公エヴァン 普通の大学生のはずが自分の特殊能力を知った為に・・・)
 エイミー・スマート(ケイリー エヴァンの幼馴染。互いに好意を抱くが・・・) 他


 主人公エヴァンは普通の大学生。ただ幼年期に時々、一時的な記憶喪失に陥る以外は本当に普通の生活を送ってきた。
 医師の記憶障害の治療の一環で7歳からつけ始めていた日記をたまたま読み始めたことから過去から未来へと幾度とも繰り返されるエヴァンとヒロイン・ケイリーの不思議な物語・・・

 いやぁ最初は難儀なストーリー展開だなぁと想いながらも中盤からは画面に釘付け!
 あのタイム・トラベル・ムービーの名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでも出てきた過去の歴史を書き換えた為に未来に影響が出てくるという。
 あのシリーズだけで3作も引っ張ってくれたテーマを元に話は進む。

 主人公エヴァンは昔の幼馴染で愛する人ケイリーを助ける為に都合5回過去に遡っていくのだけれどもその様々に違う5つの未来像がを観せてくれるんだよね。
 何といっても脚本が秀逸。この映画の監督であるエリック&マッキーご両人が無理なく、ソツなく、5つの話を旨く整理しながらラストの大団円に向けてすすめてくれます。
 
 プラス本当にアシュトン・カッチャー他の若手俳優人の演技力が映画を締めてくれてます。(本当に米の俳優陣の底は厚いんだね)
 
 さあエヴァンとケイリーのカップルはハッピー・エンドを向かえられるのか?
本当に拾いもんの一作、是非、まだ、やってる劇場あったら急げ~!!



 <評価>☆☆☆☆


 余談
1. あのSFの秀作『ザ・フライ2』の主人公だったエリック・ストルツも脇役で登場。非常に重要な役なんだけど、ちょっと変な役やってます。

2. ”バタフライ・エフェクト”とはある場所で蝶が羽ばたくと地球の反対側で竜巻が起こるというちょっとした条件の変化によって異なる結論が生み出されるというカオス理論のひとつだそうです。
 又、この映画の場合は途中で何度も登場する脳のCTスキャンの画像が変化する様が蝶の羽ばたきに似ているからだとか。



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